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勝手にしやがれHeyしすたー

勝手にしやがれHeyしすたー

ゆけゆけコンドルのジョー


   キャシャーン同様、ちびっこの頃の私は、ガッチャマンも熱心に見てたらしい。

   んでも、やっぱりその内容は、覚えてなかったのだなー。



ゆけゆけコンドルのジョー




   キャシャーン同様、一昨年の冬、やふう動画でガッチャマン(ヤッターマンも)を見たのです。

   気付くのが遅かったのと、週8~9本更新で、どんどん消えてく形だったので、序盤はけっこう
   見逃しました。

   が、中盤以降は1月のめちゃめちゃ忙しい時期(例の文集作り)だったのにもめげず、一生
   懸命見てました。

   もおおお、コンドルのジョーに、すっかりやられちゃったのだよねえ。

   やられすぎて、結局昨年末、DVD・BOXを中古で買ったのでした。
   年越しは、おせちとガッチャマンで、てな感じの年であった。


   さて、コンドルのジョー。

   知ってる人には、くどくど説明することなんかないんだけど、ガッチャマンなど見たことない
   若者なんかだと、ぱっと見、悪もんと思うらしい。

   うんまあ、怖い顔(悪人面・あくにんづら)なんだよね。


   そういや、私のお友達、ネジャさんも言ってましたよ。

   ネジャさん「コンドルのジョーって、途中で裏切るんだよね」

   「たまたま見た、なんかの話で、健と殴り合いしてたし」


   やあ殴り合いは、よくある事なんだよ。

   ウラシマンの、リュウ・クロードのほっぺた引き伸ばしで「ふががが」「ぐががが」やってる
   ような可愛らしいもんじゃなく、めっちゃ本気で殴り合ってるけどね。

   あと特に終盤は、ジョーは勝手な行動や、一人行動や、命令違反なんかはありますが、
   これもいろいろ事情があって・・・、とにかくジョーは裏切ったりしないのよー。


   終盤、ジョーは病に犯され、余命一週間と言われ(いくら寝てるからって枕元近くで言わなく
   ても医者!)、怖い顔通り越して、その姿は壮絶でさえあるんですが、この辺りいっしょに
   見てたちゃりこ、終わり2本を残し、

   「こわいからみれない・・・」

   「じょーがしぬの、こわい・・・」

   と、いまだに最終回を見てないのでありました。


   でも序盤のジョーは、子供子供しててかわいいんだよー。

   顔も若いし(でも怖い顔か・笑)、声もささきいさおさんが意識して、若くしてるようだ。

   健(や、南部博士)の命令が気に入らないと、「ちぇっおもしろくねえ」と、ぷい。

   南部博士に全員で怒られて、みんなしおらしくうな垂れていてる時も、ジョーだけはずっと
   そっぽ向いてたり。

   でもって、(これは序盤に限らず)ジョーはバードミサイル大好きで、とにかくもう
   何でもかんでも、

   「我慢できねぇ!!」

   と、撃ちたがるのだ。

   一応バードミサイルは、南部博士の許可がないと、撃っちゃいけない事になっていて、ボタン
   にはフードがかかってんだけど、これを叩き割るのも日常茶飯事。
   (でも、初叩き割りは、リーダー健だったりする)

   「撃つ」と言うジョーと、「博士の許可がないと」と言う健で、喧々囂々(健健ゴーゴー)と
   なるのもいつもの事で、6話では、

   「ケン。一回だけでいいんだ。頼む。一回だけ。やらしてくれ」

   たまたまいっしょに見ていたすらりん「↑いつも、女にこう言ってるに違いない」

   ・・・そうかもしれん。
   (しかも、そう言って撃ったミサイル、外すし)


   許可が出たからって、調子に乗って撃ちまくり(なんと50発全部)、

   ジョー「あ・・・・・・、ミサイルが切れた・・・」

   なんてお間抜けな回も。(他のみんなも止めましょうよ)


   一応ジョーは、サブリーダーなんだけど、しっかりしてくるのは、健がお父さん
   (レッドインパルス隊長)を亡くして、自暴自棄になったりがあった、後半以降。

    それまでは、健がこけたらみなこける、てな状態です。
   むしろしっかり者はジュンかも。
   この時期は女の子の方が、精神年齢高いのでしたね。


   ジョーの過酷な過去が、最初にちらっと明かされるのは第18話。

   ギャラクターの基地を探すため、氷原にある小屋に、健とジョーが入ると、森林警備隊と
   名乗る二人組(ギャラクター隊員)が「道に迷った」と言う。

   懐に手を入れてて、怪しさ爆発なんだけど、健は救援を呼ぼうと背を向けちゃう。

   そこを襲おうとする2人をジョーは倒し、

   「甘いぞ、健。こういう奴は一度は疑ってみるもんだぜ 」
   「これがこいつらの手口なんだ。後ろからも平気で攻撃してくる。俺の親父やお袋をやった手だ。
   汚ねぇやつらさ」


   31話では、両親が殺される回想シーンも出て来ます。

   両親と行った避暑地の海辺。

   一人両親から離れ、遊ぶジョー。(一体どんな遊びを?・座ってるところしか見えないから、
   余計気になるぞ!)

   響く銃声。「ジョー!」という両親の叫び。テーブルにうつ伏せている両親と、仮面の女、
   デブルスター。


   10年前という話なので、ジョーは8歳です。

   ええーーうちのぱあこよりも小さいじゃん。

   そんな小さい頃に、目の前で両親を殺されてしまうとは・・・。


   96話で、健・ジョー・ジュンの三人が、カッツェに捕まって、磔にされるのですが、その時
   カッツェは、ジョーの目つきが気に入らない!と、ジョーから処刑しようとします。

   それに対するジョーの台詞、

   「そうだろうよ。俺はおまえを殺す事だけを考えて、ここまで育って来たんだからな。
   目付きもおかしくなるはずだぜ! おめえのその面を見てるとな!」

   いやーこういう台詞を吐くジョーが好きなんですが、目付きが悪いっていう、自覚もある
   のね・・・ジョー。


   んでも、回想での8歳のジョー、すでに目付き悪いんです。

   対照的に、回想での子供の頃の健は、すっごくかわいいのにねえ。
   (海でお父さんに沈められて「はっはっはっはっはっはっは・・・」《父の高笑い》)

   殺された父親に駆け寄り、その手にあった拳銃を取り、デブルスターに向ける。

   撃鉄を下ろす。

   ↑ちょっと待ってくれ。こんなことやる8歳児って一体・・・。

   その時デブルスターが、持っていたバラを投げ、それが爆弾になっていて、爆発する・・・。


   ジョーの回想はそこまでになっていて、というのも、その後の記憶が抜け落ちていたのね。

   それが明らかになるのが78話「死斗海底1万メートル」


   連絡を絶った海底地殻研究所の調査のため、潜水艦マリンサタン号で海底に向かう健と
   ジョーの2人。

   このところ、毎夜、両親が殺された幼い日のことを夢に見て、ジョーは睡眠不足で絶不調。
   光を見ると、眩暈に襲われる。

   ジョーの不調を察して「疲れてるんだろう。眠れよ」と言った健。

   その間南部博士からの通信が入るのだけど、その音にうなされたジョーが、配線を引き
   千切っちゃったりもあって、通信不能に。

   マリンサタン号の中、ジョーは健に、夜毎襲われる悪夢のことを話す。

   両親が殺された時のこと。デブルスターに銃を向けて、そこから先のことを覚えていない。

   「あいつは赤いバラの花を投げた。目の前で光が散った。それから、どうなったのか。
   俺はあいつを撃ったのか? なぜ、俺は助かって生きているんだ?
   覚えているのは光だけだ。それ以上、思い出そうとすると、吐き気がするような気持ち
   悪さに襲われるんだ!」

   「その光がおまえの記憶を消しているんだな」と言った健。

   忘れているんなら、思い出さないほうがいいこともある。
   自分も、レッドインパルスの隊長が父親だったということを、知らない方が良かった
   んじゃないか、知らなければ、今もどこかで生きていると思えたかもしれないのに・・・。

   そんなことを、健は続け、少し涙ぐむのでした。


   さて、2人の乗ったマリンサタン号は、海底研究所に着き、所員たちを乗せて帰る事に
   なるのですが、この所員さんたち、ギャラクター隊員の化けた姿。

   なぜだか、健とジョーが海底研究所に向かうことをカッツェが知り、2人を倒すために、
   先回りしていたのでした。
   マリンサタン号ごと、ギャラクターの海底空母に拉致され、ガス室へ入れられる2人
   ですが、健はあっさりと抜け出し、体調の悪いジョーに「おまえは休んでいろ」と、
   言い置き、一人海底空母の破壊に向かう。

   ギャラクター隊員を、ばったばったとなぎ倒し、戻って来る健ですが、海底空母の爆発
   の炎の前で苦しむジョー。
   自分は体が痺れて動けないから、逃げてくれと言うジョーに健は、

   「バカなこと言うな! なんで、俺がおまえを置いて行けるんだ!!」

   「いいなジョー! 死なばもろともだ。おまえが正気になるまで俺はここにいるぞ!」

   そう言って、ジョーをぐいっと炎の前に対峙させ、

   「この火が、おまえの記憶の一部を消しているんだ。よく見るんだ。何か思い出すはずだ」


   そしてジョーは、バラの花びらが散ってからの記憶を思い出す。

   砂浜に叩きつけられた時、デブルスターが言った言葉。
   「ギャラクターの裏切り者はこうなるのだ。親の罪は子の罪。恨みたければ地獄へ行って、
   ギャラクターを裏切った、おまえの親を恨むがいい・・・」


   「なんてこった! 俺はギャラクターの隊員の子だったんだ!!」


   本当にねえ、なんて運命をジョーに科したもんだか・・・。

   8歳で両親殺されるのだって、残酷だってのに。

   この後も、ジョーは幼馴染を自らの手で殺めなければならない話があったり、最終8話辺り
   から、病に侵され、徐々に体を蝕まれていくのです。

   頭痛や眩暈などの兆候が出た時、ジョーが感じたのは、死への恐怖ではなく、仲間たちに
   知られて、科学忍者隊を外されるのでは?という恐れ。


   一人、ギャラクターの本部、クロスカラコルムに乗り込み、「一人でも多く貴様達を
   道連れにしてやるぜ!」と、ギャラクター隊員を薙ぎ倒して行くジョー。

   わずかに残った、自らの余命を、ただギャラクターを倒すことだけに懸けて・・・、
   18歳っていったら、高校生だよ。部活とかに勤しんでる頃なのに・・・なんてこと
   考えちゃう辺り、そうとう引き込まれちゃった私がいたのだなぁ。

   確かにちゃりこならずとも、最終3話辺りは、辛すぎて見てられない・・・のです。


   でも、ジョーの最期が、悲壮であればあるほど、病気になる前のお話とか、見たく
   なっちゃうんだよねえ。

   ジョーが甚ぺいくんの頭に、ぽんと手を乗っけるシーンとかほのぼのします。

   あと、忍者隊の変身を解く、メガザイナーというメカが出て来た時、ジョーは、ジュン、
   甚ぺいくんだけでなく、竜まで自分のマントの下に入れて守るんだよー。

   憎まれ口とかきいたり、普段は冷たいふりしてるくせに、そういうとこが、


   好きだああああああああああああああっっっ!!!



   (07・05・02)


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